「質問」はコーチングの真髄
コーチングが上手くできないとすれば、それはコーチの責任
コーチングの目的は、クライアントが自ら考え気付き、それを実行に落とし込んでいくことをサポートすることです。
クライアントに対して、「あなたが考え気付くこと、そしてそれを実行していくことが今の時代には必要なことなのだから、さあ、考えなさい。さあ、気付きなさい。さあ、それを実行しなさい」とコーチが言ったとしても、クライアントがそう簡単に「考え」「気付き」「実行する」ことができないことは、自明なことです。
コーチングを学んだ多くの方が、実践の場面で立ち往生してしまうのは、いくらコーチとして支援しようとしても、「クライアントが自ら考えない、気付かない、実行しない」という場面に遭遇するからです。
クライアントは「自分で考えるべきである、自分で気付くべきである、そしてそれに基づき自ら行動に移すべきである」。
そして、コーチとしての自分は、それをサポートしてやっているのだ。
それなのに、クライアントは何にもしない。やはり、自分が指示命令をださないと動こうとはしない連中なんだと決め付けてしまっているのです。
しかし、それはクライアントの責任ではなく、コーチの責任なのです。
- 「コーチとして確認すること」
- ラポールができているか
- クライアントが話しやすい場つくりができているか
- クライアントにとって信頼にたる人物なのか
- パーソナル・パワーではなくポジション・パワーを使ってコーチングをしていないか
- クライアントのことを100%考えているか