「メッセージ」

「メッセージ」の持つ意味は、クライアントの言っていることを、ある程度傾聴したところで、コーチとして整理してみて、そしてその結果をクライアントに話すことによって、クライアントが自分の言ったことを認識し、自分の考えをまとめるのに役立つことです。

コーチとしてクライアントの話から感じたこと「コーチの主観」を伝えます。

1.メッセージを伝えるときの留意点

(1)出来るだけわかりやすくシンプルに伝えます。

(2)クライアントの立場に立って、肯定的に伝えます。

(3)クライアントの言っていることをできるだけ忠実に伝えます。

(4)批評、非難、否定は行いません。

(5)できるだけ前向きな方向で伝えます。

2.コーチのメッセージの評価

コーチのメッセージに対し、了解するか、否定するかは、クライアントが決めることです。

クライアントとは議論をしないことが大事です。

コーチとしてはクライアントから否定されても肯定されてもどちらも同じなのです。

コーチ自信は答えを持たないことが大事です。

クライアントに否定されたら、コーチのそのメッセージを捨てます。

コーチのメッセージに対して否定されたら、今後はその方向でコーチングすればいいだけなのです。