「ビジョン」

1.「ビジョン」の持つ意味

クライアントに将来の「ビジョン」を考えさせることでクライアント自身に進むべき方向、未来をはっきり認識させます。

「ビジョン」はクライアントの前向きのエネルギー源となるのです。

「ビジョン」とは、自分が「実現したいこと」です。

その中には、個人の「価値観」「こだわり」「信念」がちりばめられています。

何を「実現したい」のかをクライアントが自ら考え、気付くことによって、クライアント自身の「価値観」「こだわり」「信念」を知ることができるのです、そしてコーチはそれを支援するのです。

人はビジョンを持つことによって、目標をたててそれに向かってやっていこうとするわけです。

ビジョンがあって、そのビジョンの達成のために今何をすればいいのかを考えるのです。

クライアント自ら気付くことが重要となります。

「ビジョン」をクライアントが自ら気付くために、コーチはオープンクエスチョン(拡大質問)を行います。

「ビジョン」がはっきり認識していないクライアントに対して、コーチがクローズドクエスチョン(限定質問)を行うと、クライアントを誤った方向に導くことがあります。

2.未来の全体像を(絵を描くように)イメージさせます。

「どこへ行きたいんですか?」「何をしたいんですか?」と質問することから、クライアントが自ら気付いたところで、それでは「そのためにどうしますか?」ということになるのです。